行事を目的にしないということ
この業界、何かと行事に追われることが多い。その大きな理由は、それ自体が目的になっているから。
例えば音楽会や運動会では、どうしても保護者の視線を気にして派手になりがちになります。当然、そのしわ寄せは、子どもたちや保育者の日常におとずれます。 それではダメ。だって行事は子どもたちの日々をより豊かにするきっかけであるべきだと思うからです。
運動会をきっかけにして、明日から少し身体を動かすことが楽しくなったりとか友だちと一緒に運動することが嬉しくなったりとか、ね だからこそ必要なのは、行事の準備や練習で日常を犠牲にするのではなく、どうやって行事を無理なく日常に溶け込ませるかという視点なのです。