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2025.11.01幼児期の美術教育【園長のひとり言】

芸術の秋ということで美術教育についてのお話。学校でおこなわれる美術、小学校だと図画工作といわれているものだけれど感性が豊かに育つ乳幼児期に美術との出会いはとても大切。

赤ちゃんが美術?と思う人もいるかもしれないけれど、「美しい」に触れるのに年齢は関係ないって思います。美しいものとそうでないものを見分ける感性は、そう簡単に教えられるものではないので日常の様々な場面で無意識的にそれらに触れていくのが理想的です。

例えば、それは季節の花かもしれませんし、部屋の装飾かもしれません。おもちゃの色や形にだって、美しさは宿ります。ただし、「美」の価値観は多様で、押し付けられるものではないから、基準化するのは難しい。けれど少なくとも、「子どもだからこれでいい」という妥協はしたくありません。私たち保育者自身が“美しい”と感じられるものを選び、その感性でこども園の環境をつくっていきたいと思っています。

あと大切なことがもうひとつあって、それは自分のなかにある美を表現する機会に恵まれることです。

これは自我が芽生えた幼児期くらいになってからだけど、自分なりの美しいを表現していくことで審美性(美しいものとそうでないものを見分ける感性)が育っていきます。

その際に欠かせないのは、道具を正しく使えること。だってクレヨンや色鉛筆、ハサミ、のりなど、それらの道具を正しく上手に使えないと、思ったように表現できないでしょ。

そして、ココに乳幼児期における美術教育の本質があります。大人がちゃんと美しいと感じる保育環境のなかで、子どもたちが道具を道具として正しく使えるよう育むこと。それが保育者の教育的な役割なのです。

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