遊びのススメ
早期教育が流行っています。右脳○○とか英語とか音楽とかね。でも、それらの多くは子どもを対象にした商業的なもので結果成果は、ほぼほぼ期待できません。だって、もしそれが学童期の成績や語学力、才能に繋がるのだとしたら、多くの日本人がもっと英語を話せるようになったり、音楽の才能を開花させたりしているはずだから。学校教育法で幼児の学校教育施設だと位置付けられているところが、ずっと前からそういったプログラムを積極的に取り入れているにもかかわらず、大人になって周りを見渡しても、英語をペラペラ話しているのはごく限られた人か外国の方くらいしかいないのは、そういうことです。
では、この時期の教育とは・・・ズバリ遊びです。
遊びというと何だか子どもが好きなことだけをしているように聞こえますが、その通りです。好きなこと。つまり自分の意志で目や手をはじめとして身体の様々なところや、心を使って周りの環境に働きかける。これが乳幼児期の遊びの本質で、これ以降に勉強とか仕事と対義的に使われるソレとは違います。そして、この主体的行為の豊かさは、もう少し先の時代に大切なエッセンスである想像力や集中力、そして「やってみたい」とか「知りたい」という意欲と密接な関係にあります。だから、学校の予備校的なものはないけれど、子どもたちの毎日の楽しいが、いっぱいの遊びが、ここにあります。