2024.12.01行事のミカタ①【園長のひとり言】
赤と緑の装飾が街を彩り、今年も残りわずか。たぶん2024年最後のご挨拶で、お伝えしたいのは行事についてです。
もしかしたら他の幼稚園や保育園と比べて地味とは言わないけれど派手さがないココの行事。なぜかと言えば、それらを目的としていないから。行事のための行事って、魅力がないし、そもそも生産性を感じません。
では、何を目的としているのか。年明けに、幼児クラスの子どもたちにとってビックイベント、音楽会がひかえているので丁寧に説明していきますが、その前に得意のクイズ。新年、この問題の回答と共になごみ流の行事の考え方をお伝えするので、お正月にお子さんと一緒に考えてみてください。
ある日、ウサギがカメののろさを馬鹿にしていました。「それでどこかへたどり着けるかい?」とウサギは馬鹿にした笑いを浮かべて尋ねました。
「そうだよ」カメは答えました。「君が思うより早くそこへ着くさ。君と競走して証明しよう」
ウサギはカメと競走するというのは片腹痛いと思いましたが、なぐさみに承知しました。そこで、審判になることを承知した狐が距離を示して、ランナーにスタートを告げました。
ウサギはじきに見えなくなりました。そうして、うさぎと競走しようとするなんて馬鹿げている、とカメに心の底から思わせようと、カメが追いつくまでコースのそばで昼寝をしようと横になりました。
カメはその間にゆっくりと、しかし、着実に歩み続けました。そしてしばらくすると、ウサギが眠っている場所を通りすぎました。しかし、ウサギはとてもぐっすり眠っていました。とうとう目が覚めたとき、カメはゴールの近くにいました。ウサギは今や全速力で走りましたが、間に合ってカメに追いつくことができませんでした。
【問 題】
なぜウサギは、カメに負け。
カメは、ウサギに勝ったのでしょうか?
どうして、それぞれ異なる結果となったのでしょうか?