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2025.07.01イヤの正体【園長のひとり言】

今回は子どもの「イヤ」についてのお話。思わずため息が出てしまうこともあるかもしれません。
2歳から5歳くらいの子どもたちがよく使うこの「イヤ!」。どこまで受け入れていいのか迷ってしまうし、忙しいときにはついイライラしてしまう…。きっと、多くの保護者の方が一度は経験していることでしょう。

この「イヤ!」とうまく付き合うためには、まずは“反抗期”について少し知っておくと安心。

反抗期は、健やかな成長の一過程で、思春期までにだいたい3回訪れると言われています。

あらかじめお伝えしておくと、反抗期は大なり小なり、どのお子さんにも訪れるもの。逆にまったくないと心配なこともあるくらいです。

最初の反抗期は、2〜3歳ごろにやってくる「イヤイヤ期」。それまで素直だった子どもが、急に何でも「イヤ!」と言うようになって、戸惑う方も多いと思います。でも、これは決して“わがまま”なだけではありません。むしろ、「自分で決めたい」「こうしたい」という意志が育ち始めた証なのです。

そんな子どもの「イヤ!」には、いくつかのパターンがあります。ここで代表的ないくつかのパターンをご紹介します。

① 特定の人にだけ反抗する
よくあるのが、お母さんや担当の先生など、“いつも関わってくれる人”に対しての「イヤ!」です。

これは、実は「要求」に反抗しているのではなく、「言っている人」に対しての反発なんです。

そこには信頼や甘えがあって、他の人が同じことを言うと素直に聞いたりするので、ちょっとややこしいかも。

② ルールや決まりへの反抗
「靴を履いて」「ごはんの席に座って」「パジャマに着替えて」など、日常のルールに「イヤ!」と言うこともあります。

これは、子どもが「この世界にはルールがある」ということを、少しずつ理解しはじめたからこそ起きる反応です。

③ 自分で決めたことを守ろうとする反抗
「自分でやる!」と決めたら、うまくできなくても絶対に譲らない。そんな場面、見覚えはありませんか?

これは、子どもが「自分で決めたこと」にこだわるようになったサインです。はじめて持ち始めた「自分の意志」を手放したくない、そんな強い気持ちが現れているのです。

以上、3つのパターンを紹介しましたが、どれも一見すると「育てにくさ」に感じてしまうものです。しかし、その背景にはしっかりとした「成長の芽」があるのです。だからこそ、こうした時期を乗り越えたあとは、子どもはぐんと成長します。

とはいえ、分かっていても、疲れているときや忙しいときは本当に大変です。そんな時は、ひとつだけ心に留めておいてください。「すべての反抗を受け入れなくても大丈夫」だということを。

大切なのは、「反抗には意味がある」と理解した上で、子どもに合った関わり方やしつけをしていくことです。そして反抗期は、いつか必ず終わりがきます。必ず、です。

例えば、それは台風が過ぎるのを待つようなものかもしれません。その後に待っているのは、青空なのだから。

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