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2022.10.01行事の意味と意義【園長のひとり言】

運動会について。今週末におこなわれる行事の意味とか意義について少し考えてみたいと思います。ほどんどの保育園やこども園、幼稚園で春や秋におこなわれる運動会はどの様な行事なのでしょうか。

文字通りに捉えれば子どもたちが運動する会なのだけれど一般的にはそうでもない。と、言うのも過去長きに渡って今とは全く異なる形でコレをおこなってきたから。20年くらい昔の話、ね。

ただ、その過去のやり方は今でも多くの園でおこなわれているから批判めいたことははしたくないけれど、この行事の意義を考えると、そうなってしまうかもしれません。

まず昔ながらの運動会とは...次のような2つの特徴が挙げられます。

①参加対象が園に在籍しているすべての子どもたちであるということ。歩行が未成熟な0歳でも1歳児でも関係ありません。

②行事の重きが子どもたちより保護者の視点に置かれていて、いわゆる見せる為のものになっているということ。例えば派手なダンスとか鼓笛隊とか。

それでは、なぜ上記のようなものから今のカタチに変えたのか。すごくシンプルに答えると運動会は、子どもが運動する会であるべきだと考えたからです。

ん?当たり前のように聞こえるかもしれませんが例えば全園児を対象とすると、プログラムが過密になりすぎて、運動するより出番を待つ時間の方が圧倒的に長くなってしまうのです。ともすれば、1年で最も身体を動かさない日となります。それなら時間を伸ばせば...と思われる方がいるかもしれませんが、学童期とは異なり、乳幼児期は1日を通して起きて過ごす体力がない為、半日での完結がマストなのです。

それから、もうひとつ。運動する会は競争心よりも協調とか共同という気持ちを育てる機会であるべきだと考えているということです。つまり、友だちや仲間と一緒に身体を動かすことが楽しいとか嬉しいという気持ちが深まるきっかけとしたいのです。それは言い方を変えれば運動会を目的化しないということで、この経験が明日からの日常へ与える影響に意義を見出しているのです。あ、ちなみにダンスや鼓隊がないのも、それらが子どもたちの日常生活と連続してないからです。

また運動会に乳児(0歳~2歳児)が参加しない大きな理由もコレで身体的な発達だけでなく自我の未成熟さから協同とか協調をテーマとした行事には向かないからです。もちろん、乳児期の特性に配慮した身体を動かす機会は運動会とは別に必要だと考えています。

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