2020.08.02コロナより子ども【園長のひとり言】
夏、真っ盛り。それでも街中で皆がマスクを着けて生活する異常事態。いつになったら終息するのやら。
もちろん、こども園という社会においても少なからずの影響があって、基礎自治体からは密をさけてください。消毒を徹底してください。換気はこまめにお願いします、と。
確かに感染予防は大切です。でも、コロナキャップをはめて子どもの生活や遊び、行事を考えていると、どうしても窮屈になって、あれもやめよう、これも自粛しようみたいに次々となっていきます。
だだ、そのマインドの背景にあるのは感染を予防することよりも、感染者が出ることによる風評被害やそれを出すなという同調圧力への怯えのような気がします。
だからこそ、常に意識するのはコロナ禍であろうが、なかろうが乳幼児期の子どもにとってどの様な体験や経験が必要なのか考え続けるということ。それらが今できる、できないは別の話です。
この数か月間、同じことを言っている気もしますが…。それでも例えば夏祭りの形態を変更、水遊びやプールの縮小、子育て支援ひろばの利用者制限と本意でないことばかりしているなかで、これ以上思考がネガティブに引っ張られない為にも、今のことだけではなく未来について考え続ける為にも、伝え続けます。
先ほど内閣府より公表された令和2年度版の少子化社会対策白書によれば少子化は予想をはるかに上回るスピードで進行してしいます。その中で、もしも、もしもです。これ以上経済や産業構造が縮小したら地方の街は、取り返しがつかなくなってしまうと思うのは私だけでしょうか。早くコロナでなく子どもを見て保育したいと思うのは間違いなのでしょうか。