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2016.01.01スペシャリストが集うところ

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 

新年をむかえて思うのは、保育の制度が変わって9か月。そろそろ大きな歪みが出てきそうだということ。その仕組み自体は、こども園になってみて悪くはないと思うのだけれど、巷では、その担い手が足りないと大騒ぎ。つまり、完全なる保育士数不足に陥っちゃっています。

 

2015年1月の保育士の有効求人倍率は、全国平均で2.18倍、東京都においては5.13倍らしい。浜松も多くの待機児童を抱えている(平成27年4月1日現在で407)ことから平成25年から27年にかけて保育園、こども園、小規模保育所の新設等で定員を約2800人、平成28年度は、さらに1290人増やす見込み。

 

その一方で保育養成校(短期大学・大学)の学生数は、ほぼ横ばいだから、新しく保育園を建てたものの職員が集まらず、園児の受け入れを制限せざるを得ないという介護施設と同じような現象が起きています。

 

そもそも、この制度は、都市部において増加している働きながら子育てをする女性を支える為の受け皿を増やしながらも、保育の質を低下させず、むしろ高めるぞっというもので、前者は、保育園やこども園の数(定員)を増やすということで、後者は、今までよりも保育士を手厚く配置するというもの。だから当然足りなくなるというわけ。

 

それでも、国としては「1億総活躍社会」をスローガンに、この先5年間で、さらに40万人分の保育の受け皿を整備するらしく、またまた足りなくなってしまいます。

 

厚生労働省によれば、その数6・9万人。だから、慌てて修学資金貸付や潜在保育士の就職支援、保育士試験を増やすなどの緊急対策を打ち出しました。

 

あ、小学校の教員免許を持つ人に保育園で働いてもらうことも決めたみたい。

 

でも、です。新たな人材確保は大切ですが、その前に、この業界の課題である高い離職率と短い勤務年数を何とかしなければなりません。全国規模のアンケート調査では、小さな子どもの命を預かるという責任のなかで、大変な労働を強いられているにも関わらず、給与は、全産業の6割程度ということに不満を抱いている方が多いようです。

 

今こそ、保育園やこども園は、魅力的な職場へと生まれ変わらなければなりません。待遇面は、国や地方自治体との連携が必要ですが、でもやっぱり一番は、豊かな人間関係のなかで、やりがいのある専門職としての保育をつくること。そして保育者自身のワークライフバランスがしっかりと保たれる必要があります。

 

もちろん、なごみこども園もやります。スタッフひとり一人を大切にしながら、見つける子どもも大人も幸せになれる保育のかたち。ココが、みんなの“Special one”となれるように。

 

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