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2015.12.01発達の節目

街を染めた赤と緑の色彩が、新たな年のおとずれを予感させます。今年の流行語大賞は「爆買い」だったらしいけれど、この業界では、断然「子ども子育て支援新制度」。60年以上続いた保育の仕組みに別れを告げた節目の年となりました。保育の内容には全く影響なかったけれど。

 

それはさておき、節目といえば子どもの発達にもコレが存在していて、そこを境に大きな変化が見られます。

 

乳幼児期には、2回。それがやってきます。最初の節目は1歳半頃で、個人差はあるけれど、おおよそ赤ちゃんは、この時期までに歩行ができるようになります。これは、とてつもなく大きな変化で、独力で空間が移動できるようになると共に、両手が自由になることで活動の幅が飛躍的に広がっていきます。さらに、その自由な手は、発語のきっかけにもなるのです。指さし※ながらの「あぁ~」とか「うぅ~」とういうアレ。

 

2回目は、5歳から6歳の間。幼稚園には申し訳ないのですが2歳児から3歳児にかけて、ではありません。就園という環境の変化はあるかもしれませんが、発達的に節目ではありません。1歳半から5歳までは、身長や体重はもちろん話す単語の数や認識するものが増えたり、行動範囲が広がったりと、どちらかと言えば量的な変化ですが、就学直前には1回目の節目と同じように質的な転換がおとずれます。

 

質的転換とは、例えば言語によって行動の自己コントロールができるようになるということ。「苦手、だけど食べてみよう」とか「イヤ、だけど挑戦してみる」とか気持ちと行動が分かれるような量の変化では到達できない領域です。それから、ものごとを他者の立場で考えはじめるのもこの頃から、です。

 

そして、この質的な発達の変化を携えて就学していくことになります。だから、小学校までに身につけておく最重要課題は、コレ。言葉で考えるという習慣です。で、鍛え方は、体験や経験したことを整理して伝える機会を意識的につくっていくこと。園の一日を、つまり「誰と何をどのようにして遊んだ」とか「お昼に何を食べてどんな味だった」などを日常的にお家でお子さんから聞いてみるのが良いと思います。

 

あと二つくらい就学に向けて身につけておくべきことはありますが、余白が足りないので懇談会にてお伝えすることにしますね。

 

要求の指さし:自分の欲しい物を指差しで相手に知らせる、定位の指さし:何かを見つけた時に伝える、可逆の指さし:「~はどれ?」に応じて指差して答える

 

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